フィルターかかりまくってるのは百も承知だけどそれでも森田剛の演技力を称えたい

 

 

つい先日、Netflixにて私の最推しである森田剛様が出演していたドラマ「インフォーマ」の最終回が配信された。

 

 

 

 

配信前から久々の推しのドラマ出演にテンションがハイになっていた私はドラマを見て口角が上がりきったまま下がらなかったのを覚えている。

 

 

 

なぜならば、いつものように森田剛の演じる冴木という男が人の形をした、人として何かが欠落していて人の心を持ち合わせていない、そんな役だったからだ。

 

 

こういう一重にサイコパスとは括りにくい「なんかヤバそうな奴」を演じさせたら天下一品なのだ。

 

 

 

特にあの目。今回のインフォーマに限らず、彼の目の芝居には気を惹かれる。

この世の全てに絶望して、明日死んだって今死んだってどうだっていいというような、そんな生きることにまったく執着がない人間の目。

物語前半は特に台詞も少なかった為、冴木という男がどういう男なのかを彼はその目で私たち視聴者に訴えていたように思う。

 

 

 

 

今回のインフォーマで印象に残っているのは、やはり9話のラストのシーンだ。

 

 

 

石上に後ろから銃口を向ける例のシーン。

それまでの彼の目は、まるで生気が宿っていなくて、ただ石上に命じられるがままに人を殺していくマシーンのような目をしていたのに、あの瞬間だけは純粋な子供のような清らかな目をしていた。

 

 

 

私はあの目に度肝を抜かれて、心の中で頭を抱えた。

 

 

私の推しは一体何という芝居をするのだ。森田剛という男はとんでもない俳優だ、と。

(推しが何をしても全肯定なヲタクの感想なので異論は認める。)

 

 

 

彼の芝居に度肝を抜かれたのは何もこれが初めてではないが…

 

 

そして何といっても声がいい。何がどういいのか説明しろと言われれば難しいが、とにかく声がいい。

 

 

今回の冴木といい、彼が演じる役は根っからのサイコパスではなく、生まれ育った環境や成長過程において何らかの問題があり、所謂「普通」ではないどこか捻じ曲がった価値観を持った役が多いような気がする。

 

 

 

ちゃんとした環境で育っていれば、あの時周りの人間が助けられていたら、彼の人生は変わっていたのではないか、と思わさせられる「元は普通の男の子」だったというパターンだ。

 

 

 

あの見た目に似合わず少し高めの声が、よりその思いを強くさせるのではないかと私は思う。だから、彼がこの先どんな悪役をやろうと心から憎むことはきっとできないだろう。

 

 

 

これから彼は映像作品に力を入れていきたいと何かのインタビューで語っていたので、まだ彼の芝居を見たことがない人たちに、彼の俳優としての素晴らしさが伝わっていけばいいと思うヲタクのひとりごとでした。

 

 

 

ご清聴ありがとうございます。

 

 

インフォーマ

https://www.netflix.com/jp/title/81646975?s=i&trkid=14170286&vlang=ja&clip=81659047